企業サイトは、会社の顔となるとても重要なものです。良いサービスを提供していても、サイトで的確にそれらが表現されていなければチャンスを逃してしまうかもしれません。特に、Webサービス系のスタートアップなど新しい企業はネットが広報活動の中心となるでしょうから、企業サイトで伝えるべき内容やデザインをしっかりと吟味する必要があります。
サイト訪問者にしてみると、このような新しい企業に対して第一に求めるのは「信頼性」です。事業の内容やサービスの特徴を示すと共に、どのような人たちが運営している会社なのか、これまでどんな実績があるのかといった事をしっかりアピールする事が大変重要になります。
海外サイト「webdesignerdepot.com」の特集 " 8 proven techniques that build trust in your website " を参考にして企業サイトに信頼性をもたらす要素を以下にまとめました。
企業サイトに信頼感をもたらすデザインのポイント
1. ソーシャルプルーフ
「Social Proof = 社会的証明」はもともと心理学の用語で、他人の行動を参考にして自分の選択を決定することをいいます。「ソーシャルメディア」が大きなキーワードとなっている現在のウェブ状況からもわかる通り、このソーシャルプルーフはウェブマーケティング用語としても最近注目を集めています。
例えばよく知らない企業のサイトに来たとしても、Facebookのフォロワーが1万人以上いる事がそこに示されているのなら、一気に信頼度が上がるでしょう。
ソーシャルプルーフは信頼度に寄与するだけでなく、「長いものに巻かれたい」という人の心理も掴む事ができます。1万人もの人が得ている情報をなのであれば、是非自分もそれを知りたいと思うものです。
2. クライアントのロゴ
過去の実績以上に、あなたの会社の信頼を端的に示すものはありません。これまで関わったクライアント企業のロゴが一覧で表示されていると、訪問者はおおいに安心するはずです。よく知られている企業がそこに入っているのなら、さらに信頼度を増すでしょう。
3. 安心出来る決済方法
オンライン上で決済する場合、クレジットカードの情報を打ち込んで送信することになります。しかし世間でこれだけ情報流出のニュースが流れていると、払う方としては多少なりとも心配になってしまいます。お客さんに支払いをためらわせないように、安心出来る決済フォームであることを示しましょう。ペイパルのロゴや、有名なセキュリティサービス企業のロゴが入っていれば、それだけである程度の信頼感をもたらす事ができます。
4. 企業情報ページの強化
真剣にその企業・サービスを吟味している訪問者であれば多くの場合、企業情報や企業概要のページをチェックするはずです。企業情報ページをみて興味をもってもらえれば、再度サイトに来てもらえる可能性が高くなります。
5. スタッフの顔写真
クライアントにとっては、堂々とサイトに顔を出している会社というのはそれだけで信頼に値します。また、強く印象を残す事にも繋がります。それぞれの名前や担当部署を書いておくとより効果的です。
6. お客様の声・口コミ
特定のサービスや製品に関する信頼を高める為には、口コミ情報は依然として高い効果を持っています。まとまった数の口コミを既に集めているのであれば、それらを有効に利用すべきです。多くの人は、口コミに同調してそこに追随したいという心理を潜在的に持っています。人は目の前の出来事の内側にいたいと考えるものです。
7. サービス・製品の丁寧な解説
サービスに関する詳細で親切な説明が載っていれば、売る側の自信がサイト訪問者にも伝わります。過不足ない説明と見やすいデザインを心がけつつ、ユーザーのしっかりと伝えるべき事を伝えましょう。