たった1ヶ月での退職はマズい?いやいや、合わない環境で無理するのが一番マズいよ!
「入った会社が思った感じと全然違う。いますぐに辞めたい・・」
「でもたった1ヶ月での退職は今後のキャリアに悪影響?」
「上司や親に一体なんて言ったらいいんだろう?」
入ってすぐの会社を簡単に辞めてしまうことに対して、恐怖や罪悪感を覚えるのは無理もありません。
期待されて入社したにも関わらずすぐに退職してしまうのは、採用してくれた会社に対して申し訳なく感じてしまいますよね。
退職の意志さえ伝えればあとは楽勝
しかしよく考えてみましょう。
一番の悲劇は、あなたが周りの人に気を遣って無駄な時間を過ごしてしまうことです。
少しでもモヤモヤを感じているのなら、人からどう思われても関係なく自分の意志を通す決意を固めることをおすすめします。
この記事では、会社員時代に4回の転職をして失敗と成功を重ねた僕の経験を交えつつ、こんな事を書いています。
- 1ヶ月で辞める事は全く何の問題もない
- 強い意志を持って辞めるための心構えが必要
今の厳しい心境を抜け出すためのガイドマップになれば幸いです!
そもそも何で1ヶ月で辞める事を悪いと思ってるの?
「石の上にも3年」 という、僕がすごく嫌いな格言があります。
何の根拠もなく「3年は一つの場所で頑張らないとダメだ」と言い張ってくるのは何なのか。
ただこういった言葉があることからも分かるように、特に日本人は辛い状況から逃げ出さずに頑張ることを賛美しがちです。
あなたが1ヶ月での退職にあたって心配している事の中にも、このような日本社会独特の刷り込みが無意識に影響しているのではないでしょうか?
何の得にもならないし嫌だと思うことはするべきではない
極端な意見になりますが、人間は自由なのでやりたくない事はやらないべきです。
1ヶ月どころか1日で辞めたって原理的には問題ありません。
そんな簡単に言わないでよ・・と思いますか?
でもまずはとにかく「嫌な事は嫌だ」という気持ちを正面から見つめてみましょう。
周囲の視線やいわゆる常識をとっぱらって、自分の正直な心を解放するべきです。
当然ですが、今大切なのはあなた自身の強い意志です。
もちろん早期の退職によって短期的には人に迷惑をかけてしまうかもしれません。時に厳しい言葉を浴びる場面もあるかもしれません。
しかし長い目で見れば、心の声に忠実に従う事が最良の結果をもたらします。
【実録】僕の早期退職経験
このように言えるのは、僕自身が中途入社した会社をすぐに辞めたことがあるからです。
1ヶ月ではなかったですが、結局入社2ヶ月半くらいで退職してすぐに別の会社に入る事ができました。
入社から10日〜2週間ごろには意志を固めた
この時の経過を語るとだいたいこんな感じ。
入社初日 : 「あれ、思ってたのと違うな。まあ何とかなるかな」
3日目:「いやこれ結構厳しいぞ。でも何とか順応しなきゃ」
1週間:「ちょっと本当に合わなくね?w」
2週間:「絶対無理。辞めよう・・」
というわけで、入社して3週間〜1ヶ月ごろには次の転職先を探して動き出していました。
自分で振り返ってみても、なんとも思考の切り替えが早かったと思います。
そこは決してブラックな会社ではなくある程度の知名度もある所でしたが、それまで自分が働いていた環境とのあまりのギャップに耐えられませんでした。
「こういう場所では力が発揮できない」という事が自分の中でハッキリと自覚されたので、忸怩たる思いで辞める事を決めたのです。
工夫と努力次第で次の会社はすぐに見つかる
次の転職先は、拍子抜けするほどあっさりと決まりました。
「とにかく早く辞めたい」という強い気持ちを持っていたのでそれが良い結果につながったという事が大きかったと思います。
さらに転職エージェントを活用した事で早期退職のダメージも最小限に抑えることができました。
実際のところ、まともな会社であれば1ヶ月で退職してるというだけで門前払いすることは無いと感じています。
そこに相手が納得するストーリーがありさえすれば、むしろその積極性を高く買ってくれることもあります。
1ヶ月という短期間の退職で心配なこと
とはいえ実際には色々と難しい事情がある人も多いでしょう。
年齢や選んだ業種によっては簡単に次の職場を探すのが簡単ではないケースもあります。
なので当然ですが、「辞めたいなら辞めちゃえ!」と無責任にいう事はできません。
最終的な決断はこれからことを考えてあなた自身の気持ちで決定する必要があります。
辞めることのリスクが高いなら頑張って馴染むしかない
状況は人によって様々です。僕が転職に成功できたのは20代でしかも売り手市場だったことが要因であるのは全く否定できません。
いくら自分の気持ちが第一だからといっても、生活を維持できなければ破綻をきたします。
当然ですがそのような現実もしっかりと考えて退職するかどうかを決めるべきです。
今どれだけ合わないと感じていても、人は徐々に環境に馴染んでいくものです。
2ヶ月、3ヶ月と時間を重ねることでむしろすごく働きやすい場所だと思うかもしれません。
もしその上でどうしても無理だということになれば、その時はその時。
極論ですが今の日本では原理的に仕事や収入が無くて死んでしまう事はありません。
とにかくポジティブなマインドを失わない事が重要です。
堂々と構える。相手からどう思われても関係ない
ただやはり強調したいのは、「人からどう思われるかが気になる」という場合です。
そんな理由で嫌な会社に居続ける必要はまったくありません。
たとえば直接退職の意志を伝える現在の同僚や上司に対しては申し訳ない気持ちがあるでしょう。
実際、一人の社員を採用するために払うコストは決して安くはありません。
そうだとしても、ミスマッチを引き起こした原因は雇った側にもあります。それを忘れてはいけません。
どんなところが合わなかったのかを真摯に、伝わるように話せば大概は受け入れてくれるものです。
なにをどのように伝えるかしっかりと考えた上で退職の意志を伝えましょう。
イレギュラーな転職活動を成功させる
中途入社したところをすぐに辞める。
それだけで門前払いということはそれほどないと言いましたが、採用する側からすると気になるポイントになってしまうこともまた事実です。
先ほども書いたとおりですが、
そのような状況ですぐに新しい会社を見つけることができたのは、転職エージェントをフル活用したからだと思っています。
数多くの転職を成立させてきたエージェントですから、当然いまのあなたのようなケースも目にしている事でしょう。
そこでどのように動くと成功しやすいか、彼らはノウハウを確実に持っています。
それを活用しない手はありません。
とりあえず登録しておくべき転職エージェント
エージェントの登録は基本的に無料です。
最高の結果を出すために、転職エージェントの助けを借りましょう!
リクルートエージェント
ここは必須でしょう。起業からの信頼度も抜群で、誰もが知る有名企業とのつながりも強固です。
非常に優秀なアドバイザーが多く、彼らと話すだけでも色々刺激を受けることが多いです。
「早期の退職で不安がある」と素直に相談してみても、的確なコンサルティングをしてくれます。
マイナビエージェント
20代〜30代や第二新卒など、若い求職者の支持を得ているのがマイナビエージェントです。
売り手市場の今、どの企業も若くてやる気のある従業員を求めている状況があります。今のうちに勝ち組大企業に入ることで今後数十年の人生が左右されると考えたら、登録しない手はありませんよね。
パソナキャリア
リクルートやマイナビに比べると少し印象の薄いパソナキャリア。
でも求人の質・量ともに十分で、アドバイザーも親切で頼もしい人が多く、非常に評判の高い転職エージェントです。
特にITやメーカー系に強いという特徴があり、現在そういった業界にいる方ならまずはこちらのエージェントと会ってみることがキャリアアップをしていく上で必須でしょう。
年収や様々な待遇の向上に力を入れてくれるので、満足のいく転職活動を進めることが出来ます。
まとめ
- 極論だけど人間は自由。それをしっかり考えるだけでかなり気持ちは楽になる
- 自分の力をちゃんと発揮したいという正直な気持ちが大切。それを伝えれば退職も次の転職もうまく行きやすくなる
- もちろん現実的に辞めるのが難しければリスクを取るべきではない。でも人の目を気にしているだけなら1ヶ月だとしても絶対辞めた方がいい