世界で一番iPhoneを持っている日本人
日本はそりゃあ裕福だが、いくら何でもiPhoneに金かけ過ぎ。
日本のスマホ市場でのiPhoneのシェアがダントツで世界一、というのは以前から有名です。
あまり知らない人もいるみたいですが、iPhoneはスマートフォンの中でも最も高額なモデルのひとつで、いわゆる「ハイエンド機」の部類。車でいえばBMWやレクサスです。
もちろんiPhoneは価格に値する素晴らしい製品ですし、日本は豊かなのでそれを沢山持っている人がいて全然良い。しかし何かバランスがおかしい、と思うんです。
家賃3万でスマホが10万、これって適正なのか
独り暮らしの若い人でも、iPhoneを持っている人はとても多い。地方だと一人暮らし向けの安い部屋は大体3万〜4万円くらいが相場でしょう。
僕の周りでもこういうところに住んでいる人は多いですが、持っているスマホは軒並みiPhone。例えばiPhone6の64GBモデルは98,800円、約10万円です。
家賃意外にも、服にもほとんどお金をかけていなかったり、しっかり自炊して節約しているのに、スマホだけ一番良いもの、しかもかなり沢山の人が。これは中々興味深い事態です。
別に文句があるわけじゃないが、一回立ち止まって考えてみよう!
別にiPhoneが好きなら全くそれで良いんですが、ちょっとここで一度考えてみようと思います。つまり「なぜ日本人はiPhoneに家賃の3倍という高額な投資をするのか」という事について、3つの仮説を考えてみました。
日本人はなぜこんなにもiPhoneが好きなのか、3つの仮説を考えた
仮説①:同調圧力が強いから
多くの人にとって、スマホは他人とのコミュニケーションのためのデバイスである。よく言われているように日本は同調圧力の強い国で、多数派から外れるものに対してやたらと厳しい。
もちろん「無難にみんなと同じものを持ちたい」というのはスマホに限った話ではないだろう。しかしスマホのように、その向こう側に他者が透けて見える様なモノは、出来るだけ皆と同じものにしておきたいという意識がより強く働くのでは無いだろうか、という事が考えられる。
仮説②:手のひら大のデバイスが好き
これ結構自分の話。昔からゲームボーイやPSPなど、ポータブルのゲーム機だけは好きで沢山持っている。しかしウォークマンもゲームボーイも日本から生まれたというのは何かしらの因縁を感じる部分ではあって、日本人はもともとこういう小さな機械にフェティッシュを持っているんじゃないかと昔から思っている。
小さな機械が好きなので、iPhoneのような高額なスマホでも特に気にせずお金を払うのではないだろうか。
参照:http://gigazine.net/news/20110801_gameboy_iphone_ipad/
仮説③:情弱だから
そもそもiPhone自体がいくらするのか知らずに買っている人も沢山いるんじゃないかと思う。また、そもそもSIMフリーで安く上げるという発想すら全く無くとりあえず使ってしまっている人も多いだろう。
ちょっとでも自分の知識の外側にあるものは受け入れようとしない、反知性主義の一端もかいま見られる様なこの仮説もかなり有力。
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